参加応援プログラム:いわきスタディツアー

1月27日に、団体旅行(北海道女性農業者倶楽部)で行かれた参加者より感想文が届きました。
当日は福島のスタディツアーを、農業視察も組みいれた内容に変更しました。
(旅行日:平成26年1月27日)

 青空は、私の暮す町と同じだった。田圃や畑の広がる景色も同じような感じがした。
 何が違うのか、初めは分からなかった。
 ガイドの里美さんの震災や原発事故の話を聞きながら私の福島の短い旅が始まった。

 大きな園芸用ハウスの中では、トマトの収穫作業が行われていた。隣のハウスでは、イチゴが甘さを主張するかのように赤く色づいていた。ひとくちかじると甘酸っぱいイチゴの香りがハウス中に満ちるかのような美味しさに、幸せな気分にさせてもらった。

園芸用ハウスのトマト
園芸用ハウスのトマト
園芸用ハウスのイチゴ
園芸用ハウスのイチゴ

 子供たちの元気な声がすぐ隣から聞こえてきた浜風商店街、それに負けないくらいの笑顔で私達を迎えてくれたお母さん達。小さいけれど、そこには日々の営みを助けるお店があった。
 震災の復興支援の助成を受けて再建した干物屋さん、震災の爪痕の残る港の傍で懸命に仕事をしていた。干物は作れるようになったが、売る努力を阻む行政サイドの話を怒りを持って聞いた。

再建した干物屋さん
再建した干物屋さん
浜風商店街
浜風商店街

 バスの車窓に広がる景色は、海に近くなるほど映像や写真で見たあの景色が広がっていた。言葉にするのが憚られる気がして何も言えなかった。
 「悲しい未来を描くのはやめよう。」ガイドの里美さんの言葉が胸に響いた。未だ仮設住宅の暮しや家族や仲間が離れて暮らさざる負えない状況の中、それでもこの地を愛しこの地で終焉の時を迎える事を願っている人達が、自らを奮い立たせ何が出来るのかを考えている。

 我が家に戻り、里見さんが代表をつとめるいわきのNPOのパンフレットに目が留まった。
 「西暦2100年 未来の子どもたちのために今出来ること それは私たちが有機腐葉土になること」
 福島の人達の覚悟を感じた気がした。

 私は…忘れない。

Copyright(c) 2016 株式会社北海道宝島旅行社. All Rights Reserved.

PAGE TOP